米国のスーパーマーケットは、ネット通販の「アマゾン」との競争に苦戦を強いられています。日本と同様の構図ですよね。

そんななか、米国の大手スーパー「ウォルマート」は次世代テクノロジーを搭載した未来型スーパーをニューヨーク州にオープンしました。「アマゾン」の次世代コンビニに対抗する「ウォルマート」の施策を見ていきましょう。

カメラで店頭在庫を管理

「アマゾン」の次世代コンビニ『Amazon Go』はレジを通さずに決済する「キャッシャーレス」が目玉でしたが、「ウォルマート」の戦略は違います。お客は商品をレジに通し、お金を払う必要があるのです。

「アマゾン」と異なり、天井に設置されたAIカメラは、お客が何をカゴに入れたのかをモニタリングするためのものではありません。店頭の在庫をモニタリングし、商品が足りなくなる前に補充する機能を持ちます。そのため、スタッフも100人以上と人件費もかかっています。

「ウォルマート」が売りたいもの

「アマゾン」の次世代コンビニがキャッシャーレスでスタッフが不要だったのに対し、「ウォルマート」は非効率な運営に見えますよね。しかし、スーパーマーケットである「ウォルマート」が売りたいのは主に生鮮食品です。

生鮮食品の販売は、店頭に在庫を多く並べておけば良い、というものではありません。売れ行きに応じて冷蔵庫から出さなければ、鮮度が落ちてしまいます。そのためにAIカメラで在庫をモニタリングし、人力による在庫確認を省力化したのです。

「ウォルマート」のAIカメラ開発

カメラで在庫を管理する、と言うと簡単そうですが、実は難しい課題が多く存在します。例えば、牛挽き肉500gと合挽き肉1kgを見分けられなければ、在庫の管理はできません。

また、大型店舗のためカメラのデータは毎秒1.6TBにも登ります。クラウド上で処理できる量ではないので、店舗に大量のサーバーを置き、データセンターとして機能させます。ローカルでデータを処理することで、迅速な在庫確認に繋げているのです。

まとめ

「ウォルマート」は人間の店員が接客を行う既存の仕組みを生かし、在庫管理にのみ最新テクノロジーを活用しています。在庫確認の効率化によって浮いた費用を人件費に回し、レジ打ちの店員を雇おうとしているのです。

AIなど最新のITを導入するからと言って、ビジネスモデルを変更する必要はないことを、「ウォルマート」の例が示しています。今後は日本の企業でも、既存のビジネスモデルの効率化につなげるAI活用が望まれるでしょう。

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