https://corp.caddi.jp/

今回は、ITテクノロジーを使い業界課題を解決した事例として「キャディ株式会社」の自動見積もりシステムをご紹介します。
このサービスは、今までイノベーションが起きづらい業界であった日本の製造業に対して、ITの力を用いて課題を解決している先進的な事例の一つです。
では、この事例とはどのようなものなのでしょうか?

①業界課題と会社の紹介とサービス内容

サービス

https://corp.caddi.jp/service/より)

日本の製造業は、180兆円規模を誇る日本の基幹産業であり、その3分の2を占める120兆円は、実は”部品調達”にかかるコストによって占められています。

そして、その中でも多品種少量生産業界(商品のバリエーションを豊富に揃え、それぞれの商品を少量ずつ生産していくこと)の部品調達においては

・受発注が不安定である
・発注や見積もりに手間がかかる
・生産側の赤字比率が高い

といった課題が存在していました。

こうした課題に目をつけ、ITによる解決を目指しているのが、キャディ株式会社です。

この会社は、マッキンゼー出身の加藤勇志郎さんが代表取締役を務め、アップル米国本社でApple Watchの改善に取り組んだ小橋昭文さんが最高技術責任者を務めていることでも有名なベンチャー企業であり、その課題発見能力の鋭さと、ソリューションの質の高さが注目されています。

この会社がこうした課題を解決するために提供しているのが、「見積の受発注プラットフォーム」の「CADDi」です。
次章では、このプラットフォームがいかに課題を解決しているのかを説明します。

②ITを使ってどう解決したのか

CADDiにおいてユーザーは、自らの図面データをアップロードするだけで、瞬時に見積・納期を確認することができ、そのまま数クリックでの購買が可能となっています。

そして、そうした利便性を可能にしているのは、キャディが持つテクノロジー・自動見積プログラムです。

このテクノロジーの凄さとしてあげられるのは、アップロードされた3DCADデータ やPDFデータの図面から、受注会社の選定と見積もりを一瞬で可能にする独自開発の原価計算アルゴリズムです。

このアルゴリズムこそが、今まで部品調達に苦労していた製造業の課題を解決し、この分野での非効率を抜本的に改善することに繋がっているのでしょう。

また、提携・パートナー契約を結ぶ加工会社の数も豊富であるからこそ、より適正な価格での見積もり・受注が可能となっていることも無視できません。

見積り
https://corp.caddi.jp/service/より)

豊富な提携会社を抱えていること、そしてその中から適性のものを瞬時に導き出すITの力が合わさって、今まで未開発だった部品調達の分野でのイノベーションが可能となったのです。

③結果どうなったのか

こうしたITによる受注プラットフォームの利用により、発注企業は手間のかかる外注管理から解放され、その他の業務に集中できるようになった他、豊富な生産会社から適切な会社を選べるようになったため、部品調達コストが20%ほど削減されたというデータも入っています。(http://www.machinist.co.jp/2019/03/10152/より)

今までの、欲しい部品があってもどこに発注すればいいかわからず、複数社の見積もりを取って一つ一つ確認した後、発注を行っていた業務フローを考えれば、このキャディによるイノベーションは大変大きいものと言えるでしょう。

現在は、主に板金部品での受発注を取り扱っていますが、これから金属・樹脂の切削加工品にも対応する予定で、このイノベーションがどんどん広がっていくことが期待されます。

④まとめ

以上、日本の製造業における課題をITの力で解決したキャディ株式会社の事例紹介でした。
レガシーな業界においても、課題発見と質の高いソリューションによって大きなイノベーションが起こせることがお分かりになったと思います。

これからの分野拡大と広範な普及が楽しみな、先進的なイノベーションですね。

CADDiのような自動見積もりプラットフォームを開発したい方へ

現在板金の業界に特化していっていますが、このCADDiの開発したシステムの汎用性は非常に高そうです。

自動的に見積もりをするための画像解析のアルゴリズムは、考える限りでも複数パターンあります。

もちろん、想像外のこともあるので実際にシステム開発をしないと最終的にはわかりません。

CADDiのシステムは、型取る仕事や設計に関するものであれば応用がききます。

 

製造業界の方であれば検討する余地は十分にありそうですね。

 

開発費はいくらぐらい?

相当研究開発を行ったと思われます。恐らく人件費を含めて考えると2000万弱ぐらいはつぎこんでいそうです。

わりとシステムの作り方は簡単そうではあるのですが、アルゴリズムを確定させるまではきっと様々なアルゴリズムを試すことになると思います。その期間がトライ&エラーの日数として大分かかるのかなと思います。

システムの開発ですが、高額な開発費ですが

これは日本の開発会社やアメリカ等の人件費の高い会社に依頼をすると、とても高いのです。

では、どうするのか? 次のページにてオフショア開発SIMECという開発費用高騰問題とエンジニア、デザイナ不足の解決方法をご紹介します。

 

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