旅行関係の企業によるテクノロジー活用例といえば、エクスペディアに代表されるホテル空室検索システムや、自動応答チャットのカスタマーサービスではないでしょうか。それだけではなく、旅行業界におけるAI活用は日々進歩しています。

例えば、世界で2番目に大きなクルーズ船の会社「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」のAI活用事例は、他社とは異なる独自路線です。課題解決の事例を詳しく見ていきましょう。

クルーズ船ならではの問題

客がクルーズ船に乗船する時、乗船券や本人確認を行わなければなりません。「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」でも他社と同様にスタッフが手動で確認を行っていました。

しかし、大きなクルーズ船には、多くの客が乗船します。特に出航する時刻が近づくと、港は多くの人でごった返してしまうので、書類の確認にどうしても時間がかかってしまいます。

客にとっても、せっかくバカンスを楽しみに来ているのに60〜90分も乗船まで待たされることとなってしまいます。これが乗客の疲れの原因となり、クルーズ船の満足度が下がる要因となっていました。

AIを活用した顔認証

上記のような問題を解決するため、「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」はAIによる顔認証システムを導入しました。乗客が船に乗るときにカメラで顔を撮影し、あらかじめ出航日の前に提出された乗客の写真と照合します。これで本人確認ができるようになったのです。

似たようなシステムは今までにもありましたが、リストバンドなどの身につけるもので客の特定を行う仕組みでした。客に特別なものを身につけさせることなく、顔認証で本人確認を行うようにしたのは、「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」が初めてです。

乗客・企業の双方にメリット

顔認証システムを導入したことにより、「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」は乗船時に客のチケットと身分を確認する手間が不要となりました。乗客が駐車場に車を停めてからクルーズ船に乗るまで、わずか10分未満というスムーズさです。

待ち時間が大幅に解消されたことにより、乗客の満足度も改善します。それだけでなく、本人確認のために大勢のスタッフを雇う必要が無くなるので、企業にとっては人件費の削減というメリットがありました。

まとめ

世界第2位のクルーズ船会社「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」は、AIによる顔認証で乗客の本人確認を自動で行う仕組みを作りました。ITを導入することで、顧客と企業の双方にメリットがある好例と言えるでしょう。

AIの活用は今後もますます広がっていくことが予想されます。独自の使い方で顧客の満足度を上げられる企業が生き残ると考えられるでしょう。

英文参考リンク

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